東京都の最高峰の雲取山は、埼玉県と山梨県にも隣接しています。
登山道も多くありますが、一般的なのが奥多摩方面から登る鴨沢コース、後山林道の終点から登る三条の湯コース(2001年11月に林道終点から登りましたが、現在の後山林道は途中までしか車が入れません。しかし徒歩での通過は可能だそうです)、そして今回登った三峰神社からの三峰コースがあります。
午前1時自宅出発、相模湖ICから中央高速道・圏央道を経由し狭山日高ICで下車、国道299号・140号から秩父湖二瀬ダムの橋を渡り、秩父多摩国立公園三峰線で三峯神社駐車場に5時30分到着。
三峯神社駐車場近くの登山口から5時53分の出発です。
杉林の中に立つ奥之宮の鳥居をくぐり抜け、妙法ケ岳にある三峯奥宮の鳥居を左に見て、さらに進むとブナやミズナラ等の緑の葉の美しい地蔵峠です。
地蔵峠を過ぎると霧藻ヶ峰を命名した秩父宮のレリーフがあります。霧藻ヶ峰は通称、燕岩と呼ばれていましたが、霧の中のサルオガセ(針葉樹に付着して生息する糸状の植物=霧藻ともいう)を見て名付けられたそうです。霧藻ヶ峰休憩所の前の少し開けた所から、両神山を望む事ができます。
霧藻ヶ峰からお清平までは下りですが、そこからはまた登りが続きます。
前白岩の肩あたりからツガやシラビソの林の中を歩くようになり、木の間に富士山も望む事ができます。
白岩山近くで小鹿を連れた鹿の家族に出会いました
芋の木ドッケとは、「芋の木」はコシアブラ(山菜)の事で、それが多い突起(ピーク)という意味だそうです。
雲取山荘の近くになると、雨が降ってきました。
雲取山で見つけた花々
雲取山荘でしばらく休憩を取り、雨が小降りになったので山頂を目指します。雲取山荘からは30分程で山頂です。
雲取山の山頂には、東京都と埼玉県の二つの標識がありました。視界が良ければ、雲取山の山頂からは北アルプスや南アルプスも望むことが出来るそうです。
次は北海道の利尻岳に登る予定です。今回は山小屋の無い利尻岳に備えての山行きです。
厳しいとは思いましたが日帰りの雲取山を計画しました。
ところが、山頂近くで小雨が降り出し、下山時間も心配になってきたので、雲取山荘(200人も収容出来る大きな山小屋)に宿泊しようと思いましたが、小屋の人がまだ下山するには大丈夫な時間だというので、午後1時32分山荘前から下山する事にしました。ヘッドランプやツエルトは持っていますが暗くなる前に着きたいので必死に下ります。
霧藻ケ峰の近くで人の声が聞こえてきました。霧藻ケ峰休憩所の戸締りをしているご主人でした。だんだんと登る人とのすれ違いもなくなり心細くなった頃でしたので、ご主人との会話で元気をもらい午後6時10分頃、無事下山する事が出来ました。