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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2012.10.13(土)
大菩薩嶺(2057m)

山梨県の甲州市塩山と丹波山村にまたがる大菩薩嶺は、標高1590mの上白川峠まで車で入れるので、2057mもの高さがあるのにハイキング気分で山頂に立つ事が出来ます。その高さを実感するのは、稜線から南アルプスや乗鞍岳を眺めたときでしょう。淡麗な富士山も見れます。

中央自動車道の勝沼インター下車、国道20号・県道216号で上白川峠の駐車場(無料)に到着。駐車場に車を止め、ロッジ長兵衛の横から歩きだします(ロッジ長兵衛では朝もぎのリンゴを販売していました。山の上で食べたのですが、取れたてのリンゴはとても美味しかったです)。林道をしばらくいくと左手の登山道に取り付きます。黄色く色付き初めたミズナラやブナを眺めながら30分程で福ちゃん荘に到着です。そこは唐松尾根の分岐になっており、唐松尾根から雷岩へは1時間20分のコースタイムになっています。介山荘のある大菩薩峠へは、右の車道を進みます。

ロッジ長兵衛の登山口
左の山道を進む(右は車道)
ミズナラやブナの林
福ちゃん荘
富士見山荘
富士見山荘より富士山

勝縁荘手前の分岐を過ぎ、大菩薩峠までは緩やかな山道を進みます。歩きやすい広い登山道は林の中の苔が美しく、紅葉や木々の切れ間に富士山が見られます。

勝緑荘分岐を左へ
沢の流れ
苔の森
紅葉
緩やかな山道を進む
木々の切れ間に富士山

大菩薩峠は明治の初めまで、甲州と武州を結ぶ重要な街道でした。大菩薩峠から親不知ノ頭までは、気持ちのいい稜線歩きです。

大菩薩峠
大菩薩峠と介山荘

<< 介山荘 >>
小説「大菩薩峠」でその名を有名にした「中里介山」の名前のついた介山荘。そして日本百名山で「大菩薩嶺」を有名にした深田久弥も宿泊したそうです。

左から聖岳、赤石岳、悪沢岳
大菩薩峠より親不知ノ頭
方位盤
大菩薩峠より富士山
上日川ダム湖

親不知ノ頭は展望がよく、大菩薩峠では熊沢岳に一部を隠されていた富士山も、親不知ノ頭まで来るとその全容を表わします。西側は、甲府盆地の向こうに、聖岳、赤石岳、悪沢岳、間ノ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳の南アルプスの山々。振り返ると東側に秩父の山々が望めます。

親不知ノ頭より大菩薩峠と熊沢岳
親不知ノ頭より富士山
親不知ノ頭と大菩薩嶺
左より聖岳、赤石岳、悪沢岳、間ノ岳、北岳
左より間ノ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳
乗鞍岳(左奥)八ヶ岳(中央奥)
親不知ノ頭より秩父の山々
親不知ノ頭より熊沢岳
親不知ノ頭より妙見ノ頭

避難小屋のある賽ノ河原は、かつての大菩薩峠だったところです。賽ノ河原からは、唐松尾根の稜線の向こうに金峰山が望めます。

避難小屋
賽ノ河原
賽ノ河原より金峰山(中央)
大菩薩嶺へ
避難小屋と富士山
上日川ダム湖と富士山

山頂が近づくにつれ、富士山や南アルプスの山々の雄大な風景が楽しめます。標高2000m手前で見つけたリンドウが秋を感じさせます。

リンドウ(竜胆)
標高2000m地点より大菩薩峠
標高2000m地点
2000m地点より南アルプス
雷岩へ続く稜線
雷岩

雷岩から10分程で大菩薩嶺山頂です。山頂は、樹林帯のために展望がききません。もし、遮るものがなければ、360度の展望を楽しむことができるはずで残念です。写真だけ撮って雷岩に戻り休憩する事にします。

紅葉真っ盛り
大菩薩嶺山頂(2057m)
三角点
雷岩へ戻る
雷岩より富士山
雷岩付近

雷岩で富士山を眺めながらしばらく休憩し、唐松尾根へと下ります。唐松尾根は福ちゃん荘前から雷岩まで一気に上る事ができるので、登ってくる人が多いです。

急な山道を下る
ススキの原
下山の途中
唐松林の山道を下る
福ちゃん荘に到着
マムシグサ(蝮草)の果実

のんびりと歩いても昼には下山できました。このまま帰るのももったいないし、時間もたっぷりあるので、上白川峠へ向かう車中で見つけた「やまと天目山温泉(入浴料500円)」に入る事にしました。時間が早いせいかガラガラです。筋肉痛や疲労回復の効用があるという高アルカリ性の源泉がひかれており、気持ちのいい温泉でした。

2012.10.13
  • メンバー
    夫婦

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