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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2014.05.30(金)
両神山(1723m)

埼玉県の秩父市と小鹿野町の境に立つ両神山は、奥秩父の北端の山です。2004年4月に大谷日向から一度登りました。しかし山頂からの展望に記憶も記録も残ってなく、再度登る事にしました。いろいろ調べているうちに、その時には閉鎖されていた白井差コース(2000年5月から閉鎖)が以前のコースとは少し異なりますが、復活している事を知りました。「地権者の方の許可をもらう為予約が必要、歩くコースは山頂までの往復のみ、環境整備料(1,000円/1人)を支払う」、その他にも幾つかの制約はありますが、以前の人気のコースを歩いてみる事にしました。

自宅を午前3時半頃に出発。東名高速~首都高速~関越自動車道・花園インター~国道140号~県道367号~白井差林道登山口に7時前到着。
地権者の山中さん宅で、地図を貸してもらい出発です。

地権者の山中さん宅(左)
白井差登山口
昇竜の滝を横目に進む
岩の多いブナ林を進む
やまびこ橋を渡る
岩場を進む

気持ち良い緑の中を進みます。昇竜の滝は登山道のすぐそばですが帰りに寄る事にし、オオドリ河原・水晶坂と登って行きます。

大きな岩(下)
大きな岩(上)
オオドリ河原
緑が美しいブナ林
水晶坂
水晶坂近くのヤマツツジ

整備された登山道を登って行きます。だんだんと小さな虫が顔に纏わりついてくるようになり、手で払いながらブナ平まで来ると、1本の木にキンチョールが置かれています。山中さんの心使いでしょうか?使わせていただきました。

木の根
岩に根を下ろした木
ブナ平付近のブナ林
ブナ平
開けた所より武甲山(中央奥)
コバイケイソウの群落

ブナ平から夢見平へと高度を稼いで行くと、作業道分岐です。そこから右に少し進むと清滝小屋登山道との合流地点です。ロープを潜ると山頂まで0.1kmの表示、山頂はもうすぐです。

眼下に夢見平
ブナ林とミツバツツジ
作業道分岐
山頂へ
清滝小屋登山道合流
秩父の山々
山頂手前のミツバツツジ
大岩
大岩を巻いて付く鎖場を登る

両神山山頂から360度のパノラマです。

両神山のパノラマ(左より雲取山、名和倉山、唐松尾山、富士山、甲武信ヶ岳、金峰山)

両神山のパノラマ(左より八ヶ岳(奥左より権現岳・赤岳・硫黄岳・天狗岳)、御座山(手前)、八ヶ岳(奥にうっすらと横岳))

狭い両神山山頂ですが展望は良好です。雲取山の向こうに富士山もうっすらとですが、頭を覗かせています。

山頂付近
両神山山頂(1723m)
二等三角点
方位盤
山頂より秩父の山々の奥に富士山
山頂より武甲山

帰りは同じ道を戻ります。往きに通り過ぎた昇竜の滝に寄ると、滝の周りにヒメレンゲの黄色い花がいっぱい咲いています。

ミツバツツジ(三葉躑躅)
ヤマツツジ(山躑躅)
昇竜の滝

両神山の花です。

フタリシズカ(二人静)
クワガタソウ(鍬形草)
ヤマクワガタ(山鍬形)
ラショウモンカズラ(羅生門葛)
オドリコソウ(踊り子草)
アミガサタケ(網笠茸)
ギンリョウソウ(銀竜草)
ミツバツチグリ(三葉土栗)
フデリンドウ(筆竜胆)
ニリンソウ(二輪草)
ヒメレンゲ(姫蓮華)
コンロンソウ(崑崙草)

地図を返却する時、環境整備料として1,000円/1人を支払ます。その時山中さんに、両神山のバッジと香の良いニセアカシアの花をいただきました。天ぷらにして食する事が出来るとの事です。帰りの車で香りを楽しみ、帰宅後天ぷらにして食べました。初めて食べたアカシアの花ですが、美味しかったです。

<< ニセアカシアの花 >>
明治初期に日本輸入された当初アカシアと呼ばれていたが、その後本来のアカシア(黄色の花)が入って来た為、ニセアカシアと呼ばれる様になった。食べる事が出来るのはニセアカシアの花です。

ニセアカシアの花(白色)
ニセアカシアの花の天ぷら

ブナなど落葉樹の緑が美しい登山道でした。他の登山コースと比べて、危険な所もなく山頂まで短時間で登れるコースでした。

2014.05.30
  • メンバー
    夫婦

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