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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2010.09.19(日)~20(月)
空木岳(2864m)

中央アルプスとは、天竜川と木曽川にはさまれた南北90km東西20kmの木曽山脈の総称だそうです。深田久弥の百名山には木曽駒ガ岳、空木岳、恵那山(木曽御嶽山は中央アルプスには属さない)が含まれており、今回は空木岳に登りました。
中央高速駒ヶ根インターから県道75号線に入り、菅ノ台バスセンターに到着です。連休のためでしょか午前5時前からしらび平行きのバス停は長蛇の列です。始発のバスが出る6時には駐車場の奥まで続いてしました。

菅ノ台バス停は長蛇の列
バスの終点、ロープウェイのしらび平駅
ロープウェイの千畳敷駅

しらび平から駒ガ岳ロープウェイで千畳敷に到着。カールを挟んで右に行くと乗越浄土から中央アルプスの最高峯の木曽駒ガ岳へ、左に折れると極楽平を経て空木岳へと続いています。
菅ノ台バス停での人の多さに登山道の混雑を覚悟していたのですが、空木岳方面への登山者はまばらです。

千畳敷から宝剣岳を望む
極楽平
三ノ沢岳(2846m)を望む
空木岳に続く稜線(後方中央に空木岳)

極楽平からアップダウンを繰り返しながら、ハイマツの美しい稜線をひたすら空木岳を目指します。

ハイマツが美しい
空木岳に続く稜線
濁沢大峰付近
下りのくさり場は慎重に!

檜尾岳付近まで来ると、歩いている前にも後ろにも稜線が続きます。

山間に乗鞍岳
檜尾岳山頂(2728m)

檜尾岳から檜尾尾根への分岐。前方に檜尾避難小屋がみえます。そのはるか向こうに南アルプスも望む事が出来ます。

檜尾岳付近
熊沢岳に続く稜線
ウラシマツツジの赤とハイマツの緑が美しい
ヤマハハコ(山母子)
オヤマリンドウ(御山竜胆)
イワツメクサ(岩爪草)
トウヤクリンドウ(当薬竜胆)
ミヤマトウキ(深山当帰)
タカネトリカブト(高嶺鳥兜)

東川岳まで来ると空木岳がぐっと近くに迫ってきます。木曽殿山荘のある木曽殿越まで一気に下リます。

熊沢岳山頂(2778m)
熊沢岳付近から空木岳を望む
東川岳付近から振り返った、歩いてきた稜線
東川岳付近から空木岳
東川岳山頂(2671m)
木曽殿山荘
木曽殿越から東川岳

今回は木曽殿山荘に宿泊予定でしたが、残念ながら予約でいっぱいでした。山頂経由で駒峰ヒュッテまで頑張るしかありません。

木曽殿山荘から空木岳へ
第二の岩場は所々にハシゴがあります
第三の岩場を過ぎると空木岳

木曽殿腰越から第一ピークを越えたと思ったら、第二、第三と岩場の登りが続きます。ようやく山頂にたどり着き駒峰ヒュッテが見えた時は、ホット胸をなでおろしました。

空木岳山頂(2864m)
空木岳の三角点
空木岳山頂付近
眼下に駒峰ヒュッテ
駒峰ヒュッテから空木岳を望む

駒峰ヒュッテは、宿泊のみの山小屋です(寝袋とマットは貸してくれます)。私達同様に木曽殿山荘に泊まれなかった人も多く、山小屋は満員状態です。18時を過ぎても登山者が到着し、管理人(女性)さんも対応に忙しそうでした。遅く着いても家族を迎え入れるような優しい笑顔で迎えてくれる優しい管理人さんでした。
二日目は、朝の4時に起床し、5時半頃外にでると東の空がうっすらと明るくなり、南アルプスの山々がぼんやりと見えるようになりました。5時40分頃に仙丈ヶ岳付近からご来光が見え始め、多くの宿泊者が日の出の瞬間を見入っていました。

駒峰ヒュッテから夜明け前の南アルプス(左から甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳北岳間ノ岳、農鳥岳、塩見岳)

日の出の瞬間(仙丈ヶ岳付近)
駒峰ヒュッテから木曽駒ヶ岳と宝剣岳を望む
駒峰ヒュッテから御嶽山を望む
駒峰ヒュッテから空木岳を望む

駒峰ヒュッテから見たご来光に感激し、南アルプスの山々に見とれながらの下山です。

駒峰ヒュッテから下り始めてじきに、千畳敷から空木岳へと歩いてきた稜線が繋がりました

眼下に駒石
駒石は岩の隙間がトンネルで岩の上に立てます
甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳を望む
下山の途中、空木岳全景
小地獄、大地獄の注意書

駒峰ヒュッテの管理人さんが、これが見えたら、特に気をつけていくようにと注意してくれた看板です。

大地獄を慎重に下る
池山小屋近くの水飲み場
空木岳登山口

今回の山登りは、1泊2日で歩行距離21.9キロ、行動時間14時間38分の稜線歩きでしたが、稜線はアップダウンが多く体力的にも厳しい山行きでした。

こまくさの湯

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空木岳の帰り、駐車場の近くに温泉「こまくさの湯」がある情報を得て立ち寄ることにした。ゆっくりと温泉に入り、山登りの疲れを取ることができました。


2010.09.19~20
  • メンバー
    夫婦

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