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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2016.10.21(金)
至仏山(2228.1m)

尾瀬ヶ原の西の端にそびえる至仏山は、群馬県みなかみ町と片品村の境界に位置しています。
2001年10月に登った時は、鳩待峠~小至仏山~至仏山~山ノ鼻~鳩待峠を歩いたのですが、植生の荒廃が目立って来た為に2008年からは山ノ鼻への下りが禁止になっています。
以前にも至仏山山頂と山ノ鼻を結ぶ登山道は、植生の荒廃がひどいことから1989年に通行禁止、その後登山道が整備され、1997年8月に閉鎖解除されたという経緯があるようです。
今回は、鳩待峠~山ノ鼻~至仏山~小至仏山~鳩待峠と前回の逆コースです。

関越自動車道の沼田インター~国道120号~県道63号~鳩待峠駐車場。
風があり気温が低く寒い中、午前6時に尾瀬ヶ原の山ノ鼻に向かって出発。

駐車場より至仏山
鳩待峠休憩所
山ノ鼻へ
石畳の登山道を下る
朝日のあたる至仏山
川上川のせせらぎ

登山口から尾瀬ヶ原の山ノ鼻まで標高差約200m、整備された木道を下ります。
葉を落としている木が多い中、カラマツの紅葉が見頃です。
登山道の脇にクマに人の通過を知らせる鐘があり、今年は熊出没のニュースが多かったなと思いながら鐘を鳴らして通ります。
約1時間で山ノ鼻に到着、朝もやの中で尾瀬ヶ原の草紅葉が静かに輝いています。

クマへのお知らせ鐘
唐松
山ノ鼻に到着
登山届を終え出発
尾瀬植物研究見本園
木道の終点からが至仏山への登り

至仏山登山口に到着、山頂まで約800mの直登が続きます。

至仏山への登りが始まる
燧ヶ岳の上空には秋の雲、巻雲が
燧ヶ岳
稜線より景鶴山
稜線より日光白根山(中央奥)
滑りやすい蛇紋岩の鎖場

森林限界を超えると前方に山頂付近、後方に燧ヶ岳と展望が開けてきました。さらに、滑りやすい蛇紋岩の岩や木道を登って行くと高天ヶ原です。
尾瀬ヶ原の向こうにそびえる燧ヶ岳の展望が素晴らしいです。周りの山々も望めるようになると、山頂はもうすぐです。

会津駒ヶ岳、燧ヶ岳(中央)
稜線より日光白根山(中央奥)
平ヶ岳(中央)
山頂が見えてきた
右奥が山頂
笹とハイマツを抜けると山頂

山頂からは、360度の展望です。

至仏山からのパノラマ(左より八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳、平ヶ岳、景鶴山、会津駒ヶ岳燧ヶ岳、女峰山、日光白根山皇海山

三角点
至仏山(2228m)
方位盤
山頂より妙高山火打山(中央奥)
山頂より巻機山(中央奥)
山頂より赤城山(中央奥)

下山は、小至仏山経由で鳩待峠まで下ります。

小至仏山へ
振り向けば至仏山
小至仏山、笠ヶ岳、武尊山(中央奥)
眼下に奈良俣ダム
小至仏山へ
振り向けば至仏山

小至仏山より尾瀬のシンボルである至仏山と燧ヶ岳のツーショットをみる事ができました。

小至仏山からのパノラマ(左より八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳、至仏山、会津駒ヶ岳、燧ヶ岳)

小至仏山に到着
小至仏山(2162m)
木道を下る
至仏山は海底が隆起してできた山
まだまだ木道が続いている
小至仏山

笠ヶ岳分岐を過ぎるとオヤマ沢田代の湿原があり、草紅葉や池塘を楽しみながら進みます。
至仏山や燧ヶ岳が見えなくなり樹林帯に入ると、程なく鳩待峠に到着です。

笠ヶ岳分岐
オヤマ沢田代
小至仏山と至仏山
日光白根山(中央奥)
会津駒ヶ岳、燧ヶ岳(中央)
鳩待峠へ

至仏山は、オゼソウやホソバヒナウスユキソウなどの固有種もある高山植物の宝庫と言われています。
次回は花の見られる頃に登りたいです。

2016.10.21
  • メンバー
    夫婦

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