越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ)は、新潟県南魚沼市と魚沼市にまたがり、魚沼駒ヶ岳(うおぬまこまがたけ)とも呼ばれています。
2011年に登った時は、枝折(しおり)峠への国道352号線が灰ノ又で通行止めになっていたため急きょ、駒の湯温泉~小倉尾根のコースを登りました。
今回は一般向きのコースと言われている、枝折峠から登ります。
事前に道路状況を「魚沼市商工観光課」に問い合わせた所、枝折峠への道路規制は無いと教えて頂きました。
関越自動車道(小出インター)~国道352号で枝折峠へ。
登山届けを出して、駐車場横の登山口から登ります。
しばらく進むと稜線の左手に奥只見湖や雲の掛かった荒沢岳が望め、目指す越後駒ヶ岳も前方に姿を現しました。緩やかな気持ちの良い稜線歩きです。
銀の道の分岐、避難小屋にもなっている大明神を過ぎると程なく明神峠に到着です。
道行山(みちゆきやま)分岐までは、アップダウンを何度か繰り返しながらの稜線歩きが続きます。開けた場所から見える越後駒ヶ岳の山頂は、まだ雲の中です。
小倉山分岐から百草ノ池(笹が茂り、池の様子は良く分かりません)を通過、目指す山頂はまだまだ先にそびえています。だんだんと登りがきつくなり、前駒を過ぎると岩場の急登が駒ノ小屋の前まで続きます。
駒ノ小屋は、避難小屋で5/中旬から10/中旬まで不定期に管理員が駐在しているそうです。
小屋の近くには水場もあります。私達も、もしもの時はお世話になろうと決めて登ってきました。
小屋から見上げるとガスがスーッとひき、山頂が顔を出します。急いで荷物を置いて山頂を目指します。
中ノ岳分岐経由で山頂まで約30分。期待して登ったのですが、山頂はやはりガスの中です。
山頂で天気の回復を待っている人もいますが、私たちは下山する事にします。
越後駒ヶ岳は、花の百名山です。夏の花が咲いていました。
小倉山分岐で休憩をしていると、急に雨が降ってきました。急いで、雨具に着替え、雨の中、枝折峠までの3.3kmの登山道を慎重に下ります。
雨は枝折峠の手前まで続き、辺りが明るくなって雨がも上がってきました。
雨上がりの越後駒ヶ岳や中ノ岳、荒沢岳はシルエットがくっきりと浮かび上がって幻想的な眺めです。