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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2015.03.30(月)
高尾山(599.2m)

東京都八王子市の高尾山は花の百名山のひとつです。電車(京王線高尾山口駅)や車(圏央道高尾山インター)でのアクセスが良く、人気の高い山です。山頂近くまでケーブルカーやリフトが運行されているので、何本もある登山道と組み合わせて歩くと、色々なコースが楽しめる山です。今回は高尾の名が付く「タカオスミレ」を探しに6号路(びわ滝コース)を登り、3号路~1号路で下ります。

6号路は、高尾山ケーブルカー清滝駅の左側から始まり、しばらくは舗装された道路です。

駐車場(1,000円)
高尾山遊歩マップ
高尾山ケーブルカー清滝駅
地蔵がいっぱい
琵琶滝水行道場の石柱を左に進む
石仏

高尾山琵琶瀧水行道場と刻まれた古い石柱のところを左に進むと、弘法大師の伝説もある「岩屋大師」、「琵琶滝」など修行場の雰囲気が感じられる場所をいくつか過ぎ、多摩川の源流のひとつだという「前の沢」沿いを登って行きます。とても静かです。

琵琶滝へ
しめ縄の奥に琵琶滝

<< 琵琶滝 >>
琵琶滝は薬王院の修験者が水行の場として開いた滝で、現在も修行場なのだそうです。

硯岩(すずりいわ)

<< 硯岩 >>
高尾山は、1億年ほど昔は海底であったと考えられていて、その海底に推積された地層が地殻変動によって隆起し、高尾山や周辺の山々ができたそうです。
登山道脇でもみられる粘板岩は、海底の泥岩や頁岩が圧力を受けて固まってできた岩で、硯(すずり)や黒い碁石(ごいし)に加工されています。

前の沢沿いの登山道
木の根が剥き出しの登山道
6号路は直進です
最後は階段です
山頂周辺コース案内
山頂はもうすぐ

高尾山山頂からのパノラマです。

高尾山山頂のパノラマ(左より大山丹沢山・蛭ヶ岳大室山富士山御正体山

高尾山山頂は子供連れの家族で賑わっています。山頂の桜はまだ開いていませんが、丹沢の山々の向こうに富士山が望めて感激です。

アブラチャン(油瀝青)
山頂風景
山頂より富士山
高尾山山頂(599.2m)
二等三角点
アセビ(馬酔木)の花

帰りは3号路から1号路で清滝駅に戻ります。3号路はスミレが多く咲いていました。その時出合ったスミレに詳しい女性の方に、タカオスミレの事を訪ねたのですが、タカオスミレの時期にはまだ早く、その方も咲いたのはまだ1輪しか見てないとの事でした。
1号路には「浄心門」の近くで繋がって居ました。高尾山薬王院の表参道の1号路は、高尾山を訪れる人に最も利用されているコースだそうです。「たこ杉」辺りでは大勢の登山者が記念写真を撮っています。

3号路を下る
眼下に八王子市
浄心門
1号路のたこ杉
天狗焼きを買いに高尾山駅前へ

<< 天狗焼き >>
ケーブルカー山上駅、高尾山駅前の香住売店で販売しています。
甘さ控えめの黒豆あんです。焼き立てアツアツの天狗焼きはとてもおいしいです。

高尾の名のつく「タカオスミレ」は「ヒカゲスミレ」の変種です。自生地は限られているようですが、葉の色に気をつけて探せば、他のスミレよりも簡単に見つける事ができます。今回は時期が少しだけ早かったようで、自生地では小さな蕾しかみる事ができませんでした。しかし、野草園の前で花をつけたタカオスミレが販売されていたので、お願いして1枚だけ写真を撮らせてもらいました。

タカオスミレ (高尾菫)

<< タカオスミレ >>
花期:3月下旬~4月中旬
花:白色で紫色の線がある
葉:表面がこげ茶色から黒紫色
高尾山で最初に見つけられたが日本各地でもみられる

タカオスミレ (高尾菫)の蕾

今回見つけたスミレです。高尾山には20種近くののスミレが咲くそうです。スミレは種類が多く、図鑑をみても名前を調べるのに何時も頭を悩ませます。

エイザンスミレ(叡山菫)
シハイスミレ(紫背菫)
タチツボスミレ(立坪菫)
アオイスミレ(葵菫)
ナガバノスミレサイシン (長葉の菫細辛)
ヒナスミレ(雛菫)

高尾山の登山道で見つけた花

ハナネコノメ(花猫の目)
ユリワサビ(百合山葵)
ヤマルリソウ(山瑠璃草)
イワボタン(岩牡丹)
エンレイソウ(延齢草)
ニリンソウ(二輪草)

ケーブルカー清滝駅の広場の桜が、朝8時頃はまだ咲きだした頃かなと見ていました。しかし下山後13時にはしっかり咲いていてビックリです。お日様の力はすごいですね。

2015.03.30
  • メンバー
    夫婦

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