東京都八王子市の高尾山は花の百名山のひとつです。電車(京王線高尾山口駅)や車(圏央道高尾山インター)でのアクセスが良く、人気の高い山です。山頂近くまでケーブルカーやリフトが運行されているので、何本もある登山道と組み合わせて歩くと、色々なコースが楽しめる山です。今回は高尾の名が付く「タカオスミレ」を探しに6号路(びわ滝コース)を登り、3号路~1号路で下ります。
6号路は、高尾山ケーブルカー清滝駅の左側から始まり、しばらくは舗装された道路です。
高尾山琵琶瀧水行道場と刻まれた古い石柱のところを左に進むと、弘法大師の伝説もある「岩屋大師」、「琵琶滝」など修行場の雰囲気が感じられる場所をいくつか過ぎ、多摩川の源流のひとつだという「前の沢」沿いを登って行きます。とても静かです。
高尾山山頂からのパノラマです。
高尾山山頂は子供連れの家族で賑わっています。山頂の桜はまだ開いていませんが、丹沢の山々の向こうに富士山が望めて感激です。
帰りは3号路から1号路で清滝駅に戻ります。3号路はスミレが多く咲いていました。その時出合ったスミレに詳しい女性の方に、タカオスミレの事を訪ねたのですが、タカオスミレの時期にはまだ早く、その方も咲いたのはまだ1輪しか見てないとの事でした。
1号路には「浄心門」の近くで繋がって居ました。高尾山薬王院の表参道の1号路は、高尾山を訪れる人に最も利用されているコースだそうです。「たこ杉」辺りでは大勢の登山者が記念写真を撮っています。
高尾の名のつく「タカオスミレ」は「ヒカゲスミレ」の変種です。自生地は限られているようですが、葉の色に気をつけて探せば、他のスミレよりも簡単に見つける事ができます。今回は時期が少しだけ早かったようで、自生地では小さな蕾しかみる事ができませんでした。しかし、野草園の前で花をつけたタカオスミレが販売されていたので、お願いして1枚だけ写真を撮らせてもらいました。
今回見つけたスミレです。高尾山には20種近くののスミレが咲くそうです。スミレは種類が多く、図鑑をみても名前を調べるのに何時も頭を悩ませます。
高尾山の登山道で見つけた花
ケーブルカー清滝駅の広場の桜が、朝8時頃はまだ咲きだした頃かなと見ていました。しかし下山後13時にはしっかり咲いていてビックリです。お日様の力はすごいですね。