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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2014.10.29(水)
石老山(694.3m)

石老山は、神奈川県相模原市の相模湖の南に位置する700mにも満たない山(三角点地点694.3m、山頂地点702.8m)です。中腹には、平安時代に建立されたと伝えられる顕鏡寺があり、登山道の周辺には、石老礫岩が長年の風化で造りだした、数々の伝承をもつ奇岩や巨岩もあります。登山道は東海自然歩道にもなっています。

国道412号の相模湖リゾート・プレジャーフォレスト(旧相模湖ピクニックランド)近くに建つ、石老山の立派な看板を目安に左折。相模湖病院の駐車場の脇に数台分ある、登山者・参拝者用駐車場を利用、顕鏡寺への表参道ともなっている登山道で石老山を目指します。

駐車場
病院横の階段を登り石老山へ
石老山の岩の歴史
歴史を感じる石畳
滝不動
杉林の中を進む

登山入口から顕鏡寺までの表参道の岩。

屏風岩(びょうぶいわ)
仁王岩(におういわ)
駒立岩(こまたていわ)
力試岩(ちからためしいわ)
文珠岩(もんじゅいわ)
岩窟(がんくつ)
顕鏡寺

<< 顕鏡寺(けんきょうじ) >>
平安時代の仁寿元年(851年)に源海法師によって創建されたという真言宗の古刹で、山号が石老山です。寺の縁起によれば、「平安のころ、高貴な身分の若君と姫君が恋に落ち、都を捨ててこの地に身を置き子をもうけた。その子が成長し、僧となって源海と号した」とあります。親子が住居した岩窟内には福一満虚空蔵尊が安置されており、寺の寺宝となっているそうです。

蛇木杉(樹齢400年)
顕鏡寺の風景
岩窟へ

顕鏡寺の鳥居をくぐると急な登山道になり、大きな桧林の中を進みます。八方岩付近は視界が開け、展望を楽しむことができます。また、その先の融合平見晴台からは相模湖と陣馬山が一望できます。

鳥居をくぐり石老山へ
八方岩からの眺望
登山道
シロヨメナ(白嫁菜)
融合平見晴台
見晴台より相模湖と陣馬山(中央)

顕鏡寺から石老山への登山道の奇岩。

蓮華岩(れんげいわ)
鏡岩(かがみいわ)
吉野岩(よしのいわ)
擁護岩(ようごいわ)
試岩(ためしいわ)
八方岩(はっぽういわ)
桧林の登山道
コウヤボウキ(高野箒)
登山道より雲取山(中央奥)
桧林の登山道
紅葉の始まり
もうすぐ山頂

桧林の中を進むと開けた場所があり、そこからは雲取山が望めます。木の階段を登ると、まもなく山頂です。高塚山との稜線上にある山頂は、表示がないと通り過ぎてしまうかもしれないくらいですが、西側が少し開けており、どっしりとした大室山や蛭ヶ岳の展望が楽しめます。その後方には富士山も望めます。

石老山山頂(702.8m)
山頂より大室山富士山(右奥)
山頂より蛭ヶ岳(中央奥)

静かな山頂で丹沢の展望を楽しんだ後、大明神山や大明神展望台のあるルートへ下山します。

分岐を右へ下る
大明神山へ
大明神山山頂
大明神展望台
展望台より石老山
展望台より大室山、富士山(中央奥)

大明神展望台からは石老山や大室山、遠くに富士山が展望できます。そこからは、杉林の中を模湖休養村まで下り、車道歩きで石老山登山道入口を経由して駐車場まで戻ります。

リュウノウギク(竜脳菊)
静寂な苔岩と杉林
相模湖休養村を通過
山の上に相模湖リゾートの観覧車
石老山登山道入口
赤い石老橋を渡ると綺麗なトイレ有り

「石老山登山道入口」の看板は、国道412号沿いにとても目立って建っています。看板の側を通る度に、石老山に一度は登りたいと思っていました。標高は低い山ですが、楽しめる山でした。

2014.10.29
  • メンバー
    夫婦

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