高妻山は、戸隠連山の最高峰で、別名戸隠富士とも呼ばれています。二年前、白馬岳から杓子岳への稜線で眺めた山容は、どっしりとした大きな山の記憶が残っています。雪の多い地域で近くには戸隠スキー場があります。
登山口は一不動登山口が一般的ですが、六弥勒新道登山口(2013年10月より開設)を駐車場の掲示板で知り、どちらから登るか迷いましたが、行きは一不動登山口から五地蔵山経由の高妻山のコース、帰りは高妻山から六弥勒尾根を下ることにします。
自宅を8月12日午後1時出発~圏央道海老名IC~中央道安信濃町IC~国道18号線~県道119号線、36号線で戸隠牧場駐車場に午後4時30分頃到着。車中泊後、翌朝5時30分の出発です。戸隠牧場駐車場から戸隠キャンプ場を通り、戸隠牧場にある一不動登山口を目指します。
一不動登山口は、表示はありましたが牧場の柵があるため見落としてしまい、気が付くと「六弥勒新道登山口」まで進んでいます。来た道を「一不動登山口」まで戻り、確認すると柵は人が通れるようになっていました。同じように間違えた人が数人いました。
一不動登山口からは大洞沢に沿って登りますが岩場やガレ場の多い結構きつい登りです。途中には、滑滝や帯岩の岩場が多く、濡れて滑りやすいので慎重に登ります。大洞沢を登りつくと一不動分岐に出ます。
一不動には避難小屋があります。秋口は日が短く、また雨が多い高妻山の登山者のために一時避難し、翌日に安全に下山するために造られたと聞きました。二釈迦に着くと大きく開け、飯縄山や黒姫山の素晴らしい眺めを満喫し、急な登りが多い三文朱や四普賢を過ぎて五地蔵に到着します。五地蔵山の山頂は、木々により展望は良くないですが石祠が祀られています。
六弥勒分岐を過ぎ、アップダウンの続く山登りです。七薬師を過ぎ、八観音から九勢至までに急な登りの八丁ダルミがあります。九勢至からは高妻山の眺めが素晴らしく、笹や低木が続く登山道を進みます。
山頂までは、至る所に岩場があり、特に十阿弥陀(阿弥陀如来)を過ぎた所からは大きな岩場を進みます。
高妻山山頂に着くと、多くの登山者が昼食を取っています。晴れていますがパノラマは期待できません。でも、妙高山、火打山は多少雲が掛かっていますが、はっきりと確認できます。
山頂で休憩をした後、下山です。途中で振り返ると高妻山山頂は雲の中です。雨が降るかもしれないので、足早に下山です。
六弥勒新道登山口に到着するが、日本ザルの群れに出くわします。様子を見ながら、反対方向(牧場の中)へ進むと草刈のトラクターが現れ、日本ザルの群れはすぐに姿を消します。トラクターに兄さんに感謝し、戸隠牧場、戸隠キャンプ場へ進みます。
高妻山で見つけた花々です。もう秋の花が咲いています。
戸隠は、戸隠神社や戸隠牧場、戸隠キャンプ場、戸隠スキー場が近くにあり、四季を通じて家族連れで遊びに出掛けることができるところです。
今回の高妻山は、あまり天気には恵まれませんでしたが、秋の紅葉の展望も良い日に登ってみたいと思いました。