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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2014.06.14(土)
瑞牆山(2230.2m)

山梨県北杜市の瑞牆山は、東京、埼玉、山梨、長野の一都三県にまたがる奥秩父山系の西端に位置しています。奥秩父の山では珍しい巨岩や奇岩の多い花崗岩の山です。

自宅を3時30分に出発、中央高速須玉インター~県道23号~増富ラジウムライン~瑞牆山荘駐車場6時40分着。
瑞牆山荘のすぐ前の登山口から出発です。富士見平まで1時間、緑の道を進みます。

瑞牆山荘駐車場
瑞牆山荘近くの登山口
ブナ林の中を進む
ヤマツツジ(山躑躅)
林道を渡り里宮坂を登る
尾根
富士見平湧水
富士見平小屋(トイレあり)
小屋のビューポイントより富士山

富士見平からは、金峰山と瑞牆山への登山道が伸びています。富士見平小屋のテント場は賑わっていますが、ここを基に二つの山に登る人達でしょうか? 小屋の前からは富士山が望めます。瑞牆山へは小屋の左の進むと、緩やかな道が飯森山を巻いて付いてます。シャクナゲの花も見られるようになり、木々の間から時々見える瑞牆山を探しながら行くと、小川山との分岐です。そこからは天鳥川まで15分程の急な下りになります。

木の根と大岩
木々の間に瑞牆山
小川山との分岐から天鳥川へ下る
アズマシャクナゲ(吾妻石楠花)
天鳥川分岐
天鳥川

天鳥川を渡ると岩場の登りが始まり、しばらくすると大きな桃太郎岩が現れます。両方から押すとピタッとくっつきそうな割れ目は、横に立って人ひとり入れるくらい開いています。さらに行くと鎖やロープのついた岩場もありますが、アズマシャクナゲの花を眺めながら登って行くと、大ヤスリ岩の真下に到着です。

桃太郎岩
桃太郎岩の横に付いた階段
岩場を慎重に登る
岩場を登る
アズマシャクナゲ(吾妻石楠花)
開けた所から富士山

大ヤスリ岩は垂直にそそり立った岩で、ロッククライミングで登る人もいるそうです。大ヤスリ岩を回るように付いた岩場の急登は続きますが、大ヤスリ岩の頂上部が見えるようになると黒森からの道との合流地点です。山頂はもうすぐです。

大ヤスリ岩
岩場がまだまだ続く
大ヤスリ岩
眼下に大ヤスリ岩
アズマシャクナゲ(吾妻石楠花)
振り向けば富士山

黒森からの合流地点を右へ曲がりロープの付いた大岩を登ります。シャクナゲの花道を抜けると一気に視界が開け山頂に到着です。

黒森からの合流地点を右へ
登山道を進む
ロープを頼りに登る
アズマシャクナゲ(吾妻石楠花)
アズマシャクナゲ(吾妻石楠花)
シャクナゲのトンネル潜ると山頂

瑞牆山山頂からのパノラマです。

瑞牆山のパノラマ(左より金峰山富士山黒岳毛無山茅ヶ岳、南アルプスの山々、八ヶ岳

山頂は大きな岩です。展望がよく、八ヶ岳や南アルプスの山も望めます。南側が切れ落ちているので、下に見える大ヤスリ岩は腹ばいになって見ました。スリル感もあり最高です。

瑞牆山山頂(2330.2m)
山頂風景
山頂より国師ヶ岳(左)と金峰山
山頂より富士山
山頂より大ヤスリ岩
山頂より茅ヶ岳(中央)

山頂のシャクナゲも美しい花を咲かせています。

山頂より南アルプスの山々
山頂より八ヶ岳
山頂より浅間山(中央奥)
山頂より奥に大川山
アズマシャクナゲ(吾妻石楠花)
アズマシャクナゲ(吾妻石楠花)

帰路は往路を戻りますが、その途中の里宮神社に少し寄り道。里宮神社は、富士見山荘を少し下った所に在る大きな岩室に祀られています。瑞牆山は、その昔村人が安全と豊饒を願い、大和国吉野大峯金峰山より山神の魂を奉迎して祀ったのが起源で、現在の里宮神社は昭和45年に再建されたものだそうです。

岩場を下る
ヤマツツジ(山躑躅)
里宮様が祀られている里宮神社

瑞牆山の花です。クリンソウは瑞牆山荘近くの林に咲いていました。

アカバナヒメイワカガミ(赤花姫岩鏡)
クモイコザクラ(雲居小桜)
キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)
ハンショウズル(半鐘蔓)
コミヤマカタバミ(小深山傍食)
クリンソウ(九輪草)
増富の湯

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増富温泉はラジウム含有量が多く、武田信玄の隠し湯の一つと言われています。
駐車場から車で15分の、日帰り温泉施設「増富の湯」に入りました(入浴料720円)。
源泉かけ流しで湯温が25℃・30℃・35℃・37℃といろいろあり、自分の好みの湯に入れます。

2003年6月末に瑞牆山に登った時、シャクナゲの花は少ししか残っていませんでした。今回はシャクナゲの花を目当てに登りました。満開のシャクナゲに大満足です。

2014.06.14
  • メンバー
    夫婦

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