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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2013.11.16(土)
愛鷹山(越前岳)(1504m)

静岡県の愛鷹山は、富士山の南東約15㎞に位置する富士山展望の山です。
黒岳、越前岳、呼子岳、鋸岳、位牌岳、前岳、袴腰岳、大岳、愛鷹山の総称で、愛鷹連峰とも呼ばれています。最高峰でもない愛鷹山が山名になっているのは、愛鷹山山頂に愛鷹明神が祀られているからではないかという説があるそうです。

午前6時自宅を出発、東名高速・御殿場インター~国道138号線~国道469号線沿いにある十里木(じゅうりぎ)の登山口に7時30分に到着。前日は雨が降っていたので心配したのですが、天気予報どうりの晴れです。気温4℃と寒い中、標高880mの十里木登山口から最高峰の越前岳に登ります。

十里木駐車場より富士山
十里木駐車場風景
登山の案内標識
霜で白い休憩所
霜の山道を進む
眼下に十里木ゴルフ場

登山口から霜なのでしょうか?白くなった木段を登っていきます。しばらく行くと展望台です。
雲ひとつない富士山が、とても美しい姿を見せています。宝永火口もはっきりと確認出来ます。

高原展望台より富士山
高原展望台
第一電波塔
第二電波塔
枯葉の広葉樹トンネルを進む
笹峰(馬の背)より富士山

二つの電波塔を左に見て進むと、笹峰(馬の背)の展望台です。富士の裾野の向こうに、南アルプスの山々も望めます。笹峰(馬の背)を過ぎると葉のすっかり落ちたブナ林の登リです。
後にそびえる富士山を時々振り返りながら、登っていきます。

登山道が判りにくいブナ林
落ち葉の登山道を進む
稜線より南アルプスの山々
稜線より富士山
都笹の茂った登山道を進む
勢子辻(せこつじ)分岐

広い展望の良い山頂には二等三角点があります。残念ながら富士山は、木々のお陰で山頂部分しか望めません。登ってしばらくすると雲が出てきて、まもなく山頂も隠してしまいました。

愛鷹山(越前岳)山頂(1504m)
二等三角点
新雪の残る山頂風景
山頂より雲の掛かった富士山
山頂より位牌岳
山頂より呼子岳、鋸岳、大岳

山頂からは、駿河湾の展望が望め、その向こうに伊豆半島も見えます。

山頂より愛鷹連峰の奥に伊豆半島
山頂より富士市と駿河湾
山頂より富士市全景
地蔵さん
山頂より富士市を望む
山頂を下る

愛鷹山の植物
ノイバラ(別名ノバラ)に、昨日降った雨のしずくが凍って着いています。赤い実に透明なしずくの球がくっついて、とても可愛いです。
ススキの穂が綺麗な季節ですが、アザミやリンドウも咲いています。野生では少なくなったという、秋の七草のひとつフジバカマも林の中で見つけました。

ノイバラ(野薔薇)の実
凍りついたイガアザミ(イガ薊)
ミヤマシキミ(深山樒)の実
フジバカマ(藤袴)
イガアザミ(イガ薊)
リンドウ(竜胆)
赤の紅葉
黄色の紅葉
馬酔木(あせび)の蕾

行きは富士山の姿ばかり見ていたのですが、帰りは登って来た愛鷹山を確認しながら下ります。

富士山の山頂はすっかり雲の中
振り返れば愛鷹山
笹峰(馬の背)を下る
第二電波塔付近より愛鷹山
ススキの登山道を下る
もうすぐ駐車場
国府犀東(こくぶ さいとう)の歌碑

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国府犀東(こくぶ さいとう)は、明治-昭和時代の詩人。
博文館の「太陽」編集部や内務省、宮内省などに務め、のち慶大、東京高校で教える。
歴史、地誌、有職(ゆうそく)故実に詳しく、漢詩を主に新体詩も作った。
昭和10年11月、文部省の名勝地調査のため越前岳に登り、富士山を仰ぎ見た時の感想の歌だそうです。

下山の途中に、台所から愛鷹山が見れるという地元のご婦人に出会いました。何度も登っていられるとの事です。お勧めの時期を尋ねたら「アシタカツツジ」の咲く、5月下旬から6月上旬頃がよいとの事、初めて耳にしたアシタカツツジ(花は3cm位の薄い赤紫色で、葉が5枚、雄しべの数が10本だそうです)を今度是非見てみたいです。

2013.11.16
  • メンバー
    夫婦

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