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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2013.07.21(日)
礼文島(265m)

「礼文島」は花の百名山になっています。「礼文岳」という山があるのになぜ?その答えは礼文島に渡って分かりました。礼文岳への登山道はチシマザサに始まり、トドマツ、ダケカンバ、さらにハイマツと490mの頂上まで樹林帯が続きます。花が少ないコースなのです。しかし島の一番高い所からの360度の展望は最高です。
花を楽しむなら島の西海岸を縦断する8時間コースや、礼文島最北端スコトン岬からスタートするレブンアツモリソウ(花期5月下旬~6月中旬)の見られる4時間コース、島の南の桃色展望台コースが良いようです。

北海道山旅3日目
沓形発10:10のフェリーで香深(かふか)着10:50、昨日登った利尻岳を眺めながら約40分の船旅です。宿の方の御好意で内路登山口まで送ってもらい、標高6mの登山口を11:26出発します。

フェリーより雲の掛かった利尻岳
フェリーより礼文島
内路登山口より礼文岳
登山道を進む
礼文岳
笹の登山道を進む

登山口から歩き始めはチシマザサの中を進みます。標高が低いせいなのか、とても暑いです。ミヤマハンノキ、ダケカンバ、トドマツの林を登っていくと、現在は通行禁止になっている起登臼コースとの合流点です。さらに進むと山頂の眺めが良い400mのピークです。

合流点
蒸し暑い登山道を進む
笹の登山道が続きます
礼文岳
振り返れば400mのピーク
礼文岳へ

礼文岳手前の400mピークは、展望がよい所です。礼文岳の山頂まで行かず、ここで引き返す人もいました。

400mのピークのパノラマ(左から利尻岳(海上奥)、二並山、礼文岳山頂(右))

礼文岳の山頂からは利尻岳や船泊港が望めます。眼下にはお花畑のコースの山道が長く続いています。

礼文岳山頂(490m)
三角点
山頂より船泊港方面
山頂より400mピーク
山頂より船泊港方面
山頂より利尻岳

礼文島(礼文岳コース)の花々

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
オトギリソウ(弟切草)
ブタナ(豚菜)
コケイラン(小蕙蘭)
オオマルバノホロシ(大丸葉保呂之)
イケマ(牛皮消)
ヒヨドリバナ(鵯花)
チシマアザミ(千島薊)
ハマナス(浜梨)
ヤマハハコ(山母子)
コゼンタチバナ(御前橘)の実
キタヨツバシオガマ(北四葉塩竈)
ムカゴトラノオ(零余子虎の尾)
ミヤマトウキ(深山当帰)
イブキゼリモドキ(伊吹芹擬)
イチヤクソウ(一薬草)
ウメガサソウ(梅笠草)

北海道山旅4日目
前日の夕食の時、かもめ荘の方に、桃岩展望台へは朝食前に登って来れると教えてもらいました。午前5時の日の出前に登る事にしました。朝露に濡れる草花の中、途中で日の出も見ました。往復2時間でしたが、桃岩展望台を2人占め出来たハイキングでした。

桃岩展望台へ
日の出
お花畑を進む
お花畑
イブキトラノオの群落
桃岩の案内板
歌碑
桃岩
桃岩展望台より利尻岳

礼文島(桃岩コース)の花々

エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)
紫色のレブンソウ(礼文草)
チシマアザミ(千島薊)
エゾニュウ(蝦夷にゅう)
オオハナウド(大花独活)
ミヤマキンポウゲ(深山金凰花)
アザミ(薊)
ヤマブキショウマ(山吹升麻)
オニシモツケ(鬼下野)
キタヨツバシオガマ(北四葉塩竈)
イブキトラノオ(伊吹虎ノ尾)
オオダイコンソウ(大大根草)
ミソガワソウ(味噌川草)
シュムシュノコギリソウ(占守鋸草)
エゾムカシヨモギ(蝦夷昔蓬)

礼文島は素敵な島でした。花の多く咲く頃に、もう一度ゆっくりと礼文島を訪れたいと思います。

かもめ荘近くの浜より利尻岳
お世話になった旅館かもめ荘
フェリーより利尻岳
フェリーより香深港
フェリーより礼文岳
海に浮かぶ利尻岳

礼文島の旅を終え帰路につきます。香深発7:30のフェリーで稚内着9:25。
山旅のおまけに、稚内空港と宗谷岬を結ぶハイブリッドバス(運行期間6月21日~9月20日、料金2,000円)で宗谷岬に行くことにします。
稚内のフェリーターミナル発10:45、宗谷岬経由で稚内空港着12:45。日本最北端の地、宗谷岬での散策の時間もあります。

間宮林蔵の碑

間宮林蔵の碑 (左)
江戸時代に間宮海峡や樺太を発見した探検家。

日本最北端の地の碑 (右)
宗谷岬にある日本最北端の地に建つ、北緯45度31分22秒を表す、高さ4.53メートルの碑。

日本最北端の地の碑
2013.07.21
  • メンバー
    夫婦

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