「礼文島」は花の百名山になっています。「礼文岳」という山があるのになぜ?その答えは礼文島に渡って分かりました。礼文岳への登山道はチシマザサに始まり、トドマツ、ダケカンバ、さらにハイマツと490mの頂上まで樹林帯が続きます。花が少ないコースなのです。しかし島の一番高い所からの360度の展望は最高です。
花を楽しむなら島の西海岸を縦断する8時間コースや、礼文島最北端スコトン岬からスタートするレブンアツモリソウ(花期5月下旬~6月中旬)の見られる4時間コース、島の南の桃色展望台コースが良いようです。
北海道山旅3日目
沓形発10:10のフェリーで香深(かふか)着10:50、昨日登った利尻岳を眺めながら約40分の船旅です。宿の方の御好意で内路登山口まで送ってもらい、標高6mの登山口を11:26出発します。
登山口から歩き始めはチシマザサの中を進みます。標高が低いせいなのか、とても暑いです。ミヤマハンノキ、ダケカンバ、トドマツの林を登っていくと、現在は通行禁止になっている起登臼コースとの合流点です。さらに進むと山頂の眺めが良い400mのピークです。
礼文岳手前の400mピークは、展望がよい所です。礼文岳の山頂まで行かず、ここで引き返す人もいました。
礼文岳の山頂からは利尻岳や船泊港が望めます。眼下にはお花畑のコースの山道が長く続いています。
礼文島(礼文岳コース)の花々
北海道山旅4日目
前日の夕食の時、かもめ荘の方に、桃岩展望台へは朝食前に登って来れると教えてもらいました。午前5時の日の出前に登る事にしました。朝露に濡れる草花の中、途中で日の出も見ました。往復2時間でしたが、桃岩展望台を2人占め出来たハイキングでした。
礼文島(桃岩コース)の花々
礼文島は素敵な島でした。花の多く咲く頃に、もう一度ゆっくりと礼文島を訪れたいと思います。
礼文島の旅を終え帰路につきます。香深発7:30のフェリーで稚内着9:25。
山旅のおまけに、稚内空港と宗谷岬を結ぶハイブリッドバス(運行期間6月21日~9月20日、料金2,000円)で宗谷岬に行くことにします。
稚内のフェリーターミナル発10:45、宗谷岬経由で稚内空港着12:45。日本最北端の地、宗谷岬での散策の時間もあります。