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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2013.05.03(金)
石鎚山(1982m)

5月のゴールデンウィークの2座目は四国の最高峰(西日本の最高峰でもある)愛媛県の石鎚山です。
石鎚神社頂上社のある弥山(みせん・1974m)、最高峰の天狗岳(てんぐだけ1982m)、その向こうの南尖峰(なんせんぽう・1982m)を総して石鎚山と呼ぶのだそうです。富士山・立山・白山・大峰山・釈迦ガ岳・大山と共に「日本七霊山」にも数えられています。7月1日から10日間が石鎚山お山開きになっています。いつもは麓の石鎚神社に祀られている三体の御神像をお山開きの10日間だけ頂上社にお連れして祀るのだそうです。「仁,智、勇」の順に信者が背負い鎖場などの急勾配を信者の人達がロープでひきあげ、弥山の石鎚神社頂上社に運ぶのをニュースで見たときはその迫力に圧倒されました。

朝5時30分起床。6時30分頃国民宿舎の横から出発します。

国民宿舎石鎚
国民宿舎より鶴ノ子ノ頭
国民宿舎より大森山(右)
国民宿舎横にあるの登山口
分岐を右へ
日陰にはまだ雪が多い

国民宿舎石鎚から少し登ると、土小屋からの登山道と合流します。

大森山(左手前)、瓶ヶ森(中央奥)
ベンチ1(休憩地)より石鎚山
左奥に石鎚山
国民宿舎と岩黒山(中央奥)
ベンチ2(休憩地)に人影なし
石鎚山と背比べ

整備された歩きやすい登山道を40分程でベンチ1です。そこからゴールの石鎚山山頂が見えるようになります。登山道の脇には雪も残っていますが、木道も整備され歩きやすいコースです。

振り向けば鶴ノ子ノ頭と岩黒山
木々の間に石鎚山
前方に石鎚山
登山道横に残雪が・・・
大森山(左手前)、瓶ヶ森(中央奥)
見上げれば石鎚山

東稜基部の分岐から右に巻き、成就コースとの合流地点に進みます。

崩落の危険あり
石鎚山(弥山)
木の階段を進む
残雪に氷柱が・・・
石鎚山の頂上
合流点で休憩

成就コース(表山道)は、ロープウェイが動いている時間ではないので静かです。

合流点より成就方面
合流点より石鎚山
大森山(左手前)、瓶ヶ森(中央奥)
岩黒山(中央奥)とその右に筒上山
中央の岩肌が見えている所が二ノ鎖
二の鎖の地蔵

成就コースの合流地点から鳥居をくぐり、急な階段を登ると「二の鎖(65m)」です。何人か登っていますが、引き返してくる人もいます。横に付いている巻き道にしようかとも考えましたが、人も少ないので挑戦する事にしました。

二ノ鎖の迂回(右)
二ノ鎖に向かう
二の鎖に挑戦!
ニノ鎖で一番厳しい箇所
ニの鎖を進む
もうすぐニノ鎖が終わります

「二の鎖」は大きな鎖の輪やトライアングル型に助けられながら登るのですが、中間位にある大きな岩には足掛かりがなく大変でした。それでもどうにか登る事が出来ました。その先の「三の鎖(68m)」は工事中で通行禁止でした。

石鎚山の稜線
ニの鎖を過ぎた場所より石鎚山
大森山(左手前)、瓶ヶ森(中央奥)
表参道の稜線
鉄製の階段を進む
もうすぐ頂上だ!

階段の多い「三の鎖」の巻き道を登ると、弥山に到着です。広い山頂には石鎚神社頂上社や山頂白石小屋があり、登って来た人がザックをおろして休んでいます。石鎚山の山頂の表示は弥山になっていますが、最高峰はその先の天狗岳です。
弥山を少し下り、やせ尾根を約15分で天狗岳山頂です。運良く天気に恵まれたので天狗岳まで行くことが出来たのですが、雨や風の強い日は厳しそうです。

石鎚山(弥山)頂上(1974m)
方位盤
石鎚神社と山頂白石小屋(後方)
石鎚神社頂上社
石鎚山(弥山)より天狗岳
天狗岳手前より石鎚神社頂上社
天狗岳より瓶ヶ森
天狗岳より石鎚山(弥山)
天狗岳より二ノ森、堂ノ森、西ノ冠岳

天狗岳からの眺めは最高です。三角点のある二の森から西ノ冠岳の稜線の向こうに堂ノ森も望めます。

天狗岳のパノラマ(左から岩黒山、筒上山、南尖峰、大ノ森、二ノ森、堂ノ森、西ノ冠岳、石鎚山(弥山))

天狗岳で360度のパノラマを満喫し、心残りはありましたが南尖峰へは進まず弥山に戻ります。

成就~夜明峠の尾根道
天狗岳山頂(1982m)
天狗岳より表参道

再び弥山に戻り神社の横から天狗岳と、それに続く稜線を心行くまで眺め下山することにします。下山は弥山から巻き道を下ります。

石鎚山のパノラマ(左から瓶ヶ森、大森山(手前)、岩黒山、筒上山、天狗岳)

石鎚山は花の百名山です。日当たりの良い所では春の花が咲き始めていました。

ショウジョウバカマ(猩々袴)
マルバスミレ(円葉菫)
フモトスミレ(麓菫)
フキノトウ(蕗の薹)

<< アケボノツツジ >>
淡いピンクの色が夜明けの曙の色に似ている事から名付けられた。まだ蕾が多いですがピンク色が綺麗です。

アケボノツツジ(曙躑躅)

四国の中央部の東西に位置する2座は、とても印象に残る山でした。帰る途中、松山自動車道の石鎚山サービスエリアの名前にひかれて入りました。石鎚山が見えるかと探したらありました。遠く山頂がわずかに見えるだけですが、感動です。

石鎚SAより石鎚山(中央奥)
金毘羅さん

<< 金刀比羅宮 >>
海上交通の守り神で交通安全にも御利益があるそうです。参道の長い石段が有名で、本宮まで785段、奥の院までは1368段の石段が続きます。

松山自動車道の善通寺インターを降り、四国の山行きのおまけに金刀比羅宮をお参りして帰る事にしました。交通安全の御利益があるとの事です。そのお陰で無事に帰る事が出来ました。

2013.05.03
  • メンバー
    夫婦

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