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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2009.07.19(日)~20(月)
鳳凰山(2840.4m)

前回鳳凰山に登ったのは2006年9月下旬でした。タカネビランジの話を薬師岳小屋で聞き、今度は是非花の時期に登りたいと思っていました。花の頃は7月中旬~下旬というので鳳凰山に来たのですが、残念ながら今年の開花時期は晩いようで、かろうじて鳳凰小屋のかわいい花壇で蕾を見ただけでした。(鳳凰小屋のホームページには開花時期を記載しているそうです)。稜線にいっぱい咲くというタカネビランジをぜひ見てみたいものです。
御座石鉱泉の駐車場に車を止め(無料)、旭山・燕頭山(2105m)経由で鳳凰小屋を目指します。登り初めからポツリポツリと雨は降ってくるし、下ってくる人に聞くと山頂はすごい風だとの事。引き返そうかと弱気になりながら、とりあえず鳳凰小屋まで行く事にしました。
御座石鉱泉で車中1泊し、夜明けとともに行動開始。鳳凰登山口より鳳凰小屋を目指しました。

御座石鉱泉
御座石鉱泉手前、右手にある登山口

御座石鉱泉までは登山シーズンは韮崎駅からバスも運行しているようです。

急な斜面で砂地の道が続く
燕頭山手前から見た地蔵岳
木道が続く

時折降る雨と、強風には悩まされました。しかし、ほとんどがコメツガなどの樹林帯の尾根道なので、雨具を出すこともなく鳳凰小屋に着くことができました。小屋に着いたとたん、土砂降りの雨です。

鳳凰山小屋周辺
鳳凰小屋のテント場

鳳凰小屋はテント場もいっぱいでした。遅くに着いた人はテントが張れなくて小屋泊まりになった人もいたようです。
小屋にはコタツがあり、宿泊者たちの団欒の場所になっていました。とても暖かかったです。

雨が上がり、虹がでました。こんなに近くで虹をみたのは初めてです。空気がきれいだからでしょうか?色彩がとてもきれいでした。(都会では見ることができない虹でした)

キバナノアツモリソウ(黄花の敦盛草)
タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)

7月20日(2日目)
昨日の雨がうそのように晴れました。鳳凰小屋から1時間30分位で地蔵岳です。雨の翌日にも拘わらず、砂地なので歩きやすかったです。また、鳳凰三山の中でも地蔵岳のオベリスクは印象的です。頂上には大きな岩が2枚、花が開きかけた時の様に立っており、その間をロープで登るようです。中高年にはちょっと無理なようです。

地蔵岳付近から雲海を眺める
地蔵岳から見た甲斐駒ヶ岳
アカヌケ沢ノ頭からの地蔵岳山頂(2764m)

赤抜沢ノ頭(アカヌケサワノアタマ)から薬師岳への稜線は、甲斐駒が岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳と最高の展望です。

観音岳手前の白峰三山(左から農鳥岳、間ノ岳、北岳)
バイケイソウ(梅蕙草)
ゴゼンタチバナ(御前橘)
オサバグサ(筬葉草)
イチヨウラン(一葉蘭)
コケモモ(苔桃)
ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)
コミヤマハンショウヅル(小深山半鐘蔓)
ツマトリソウ(母子草)
キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)
イワオウギ(岩黄耆)
ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)
マイヅルソウ(舞鶴草)

観音ヶ岳からの大パノラマ(左から悪沢岳、農鳥岳、間ノ岳北岳仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳

観音岳山頂(2840m)
観音岳山頂付近

観音岳山頂は、ちょと風が強かったですが、360度の大展望はいつまで眺めていても飽きることがありません。
観音岳で大パノラマを楽しんだ後は、北岳や八ガ岳などを眺めながら薬師岳を目指します。

薬師岳へ向かう途中(後方観音岳)
観音岳付近で見た八ヶ岳連峰

薬師岳からの白峰三山は、手が届きそうな近くまで迫り、雄大な姿で我々を迎えてくれました。

薬師岳山頂(2780m)
薬師岳から観音岳を眺める

薬師岳から観音岳に戻る途中、富士山に笠が掛かってきた。今まで見たことがなかったので、何度も振り返り眺めていた。明日は、雨が降るのかな・・・

富士山の笠雲(薬師岳から観音岳に戻る途中)

今回の登山は、天気を気にしながらの1泊2日の「御座石鉱泉からのコース」でしたが、前回(2006年9月)の「夜叉人峠から広川原峠コース」に比べてかなり高低差があり厳しいコースでした。

2009.07.19~20
  • メンバー
    夫婦

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