金太郎伝説が残る金時山は神奈川県の箱根町、南足柄市と静岡県の小山市の境に位置し、子供から年配の人達まで気軽に登れる結構人気がある山だと思います(バスツアーもある様で、今日もそれらしき人達とすれ違いました)。
1213mの高さしかないのですが、花の種類も多いし、晴れれば富士山や芦ノ湖の展望もよく、箱根の温泉もすぐ近くです(土日・祝祭日は道路が込むのが難点ですが)。
山頂へのルートもたくさんあります。今回は、南麓の金太郎のモデルと言われる武将坂田公時(さかたのきんとき)を祀る公時神社からの出発です。
途中には力自慢の金太郎にまつわる大きな石がいくつかありました。帰りは乙女峠から芦ノ湖の展望が良い丸岳を往復(約1時間)後、乙女口へと下りました。
公時神社は金太郎のモデルとされる坂田公時(源頼光の四天王の一人で平安時代の武将)を祀った神社で、こどもの日の5月5日には例大祭が行われるそうです。
最近では、こどもの成長や健康祈願ばかりではなく、子授のご利益があるとして参拝される方が増えているそうです。少子化の今、是非そのお力を発揮してほしいです。
金時宿り石は、金太郎と母である山姥とが暮らしていたとされる大岩で、昭和6年に大音響とともに真っ二つに割れたそうです。
近隣の人達は公時の怒りではと、明治の中頃に途絶えていた公時神社の公時祭を復活させたそうです。
金太郎がお手玉として遊んだという金時手毬石は、上り始めて5分くらいの左にあり、その少し先右手の奥には金太郎が蹴落としたとされる蹴落とし岩があります。
その上には確認することは出来なかったのですが小さな祠があり、公時神社の奥の宮になっているらしい。